2019年バックナンバー
雑記帳
ゆでがえる
「ゆでがえる」という言葉をご存知の方はおられますか。
カエルは、最初から熱湯に放り込まれるとすぐ飛び出しますが、水に入れて、じわじわ熱くしていくと、逃げ出すことなく、熱いと気がついたときには「ゆでがえる」になっているというものです。
結構「ゆでがえる」という言葉を使う人もいます。評論家に多いようです。
本当でしょうか。
ちなみに、科学的にいうと「ゆでがえる」になるまでに飛び出してしまうそうで、間違いだそうです。
もともと外国の「ことわざ」らしいです。
この言葉は、社会の変化に対応せず、毎日をルーティン・ワークの連続ですごしていたら、やがてその会社は取残され、機能しなくなり、いずれ倒産に至るという、ビジネスの分野でよくつかわれる警告のようですね。
地球温暖化、環境汚染への対応、健康対策などにもこの比喩は使われます。
たとえ「ゆでがえる」が科学的実験(少し大げさですね)から「偽」であっても、周りの環境から目を背けないということは重要かも知れません。
ちなみに、弁護士大増員時代となり、少しずつ1人あたりの事件数が減っているといわれている弁護士も、1年あたりの修習生が1500人に減ったと仮定しても、事件数の減少、単価切り下げがボディーブローが効いてきて、次第に「ゆでがえる」になる可能性があります。
弁護士も、私のような「なんでも屋」ではなく、特定の「もうかる」分野のスペシャリストを目指すのが賢明かと存じます。
ゆであがってら「こうしておけばよかった」「ああしておけばよかった」というのでは遅すぎるかもしれません。
そういえば、このところ、まわりの水温が上がってきたような気が・・・
気のせいでしょうか
気のせいでしょうか