本文へ移動

2019年バックナンバー

雑記帳

台湾への旅行者

 中国政府は、令和元年8月1日、中国から台湾への個人の観光旅行を全面的に停止すると発表しました。
 
 令和2年1月の台湾総統選を前にして、独立志向派の民主進歩党の蔡英文総統に圧力を強める狙いとみられます。
 
 台湾をさけた中国人旅行者は日本などに集中して、韓国人旅行者の穴を埋めて余りあります。
 
 平成31年・令和元年の上半期の中国から台湾への個人観光客は約63万人だったそうです。
 
 これがゼロとなれば台湾経済には打撃なのですが、それだけホテルの余裕が出て、観光地も混雑が緩和されることになります。
 
 日本政府観光局の統計では、台湾への日本人出国者数は平成25年は約142万人でしたが、平成29年は約190万人と、中国や韓国への日本人の減少傾向とは逆に増加しています。
 
 旅行大手JTBは「今年(令和元年)の夏休みどこに行きたいか」というアンケートでも、ハワイ、北欧、スイスに次いで、台湾がランクインしたそうです。
 
 飛行機の搭乗時間が3時間程度(関空から台北)なので、休暇が週末しかとれない人でも3日間程度で行ける手軽さもあります。
 
 台北には、世界四大博物館(他の3博物館は、ルーブル美術館、大英博物館、メトロポリタン博物館)の1つである国立故宮博物院がありますし、約500メートルの超高層ビル「台北101」、郊外には「千と千尋の神隠し」のモデルとなった「九フン(きゅうふん)」があります。
 
 食事やスイーツもおいしいですし、物価も安いです。
 治安の面でも問題はありません(士林夜市などは、スリにご注意ください)。
 
 台北だけでなく、花蓮や太魯閣峡谷、台中、台南、高雄などの都市も魅力がありますし、阿里山、日月潭などもあります。
 
 現在、韓国への旅行は、一連の争いで控えている人が多いようですし、台湾は親日的で治安も良く、2泊3日程度でも十分満喫できますから、短い外国旅行としては「うってつけ」かも知れません。
 
 韓国よりも、観光資源は多いですね。
 
 韓国の観光名所は、ほぼすべてがレプリカ(近年再築されたもの)ですし、もともと、めぼしい美術品など芸術作品などはありません。
 
 台湾に旅行しませんか。
 
 ちなみに、中国からの旅行者が減少する分、日本人観光客や、日本旅行を避ける韓国人旅行者がうめることになるかと思います。
 
TOPへ戻る