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2019年バックナンバー

雑記帳

関西電力の火力・水力発電

 平成24年2月20日深夜、関西電力の全11基ある原子力発電所が、すべて稼働を停止しました。
 
 令和元年9月9日時点で、関西電力大飯3号機と高浜3・4号機が稼働しています(大飯4号機は定期検査で停止中)。
 
 原子力規制委員会は、平成31年4月24日、原子力発電所に義務付けたテロ対策施設の完成期限が守れない場合は原則として停止を命ずると決定しました
 
 関西電力は、令和2年8月の高浜原発3号機(福井県高浜町)から順次期限が到来します。
 
 ただ、テロ対策施設施設完成が間に合わず停止となれば大幅な収益減は避けられません。
 
 水力・火力発電はどうでしょう。
 
(火力発電)
堺湊発電所 200万kW
南港発電所 180万kW
多奈川第二発電所(長期計画停止中)
関西国際空港エネルギーセンター(長期計画停止)
舞鶴発電所 180万kW
宮津エネルギー研究所(長期計画停止中)
姫路第一発電所 150.74万kW
姫路第二発電所 411.9万kW
相生発電所 75万kW
赤穂発電所 120万kW
御坊発電所 180万kW
 
(水力発電)
揚水発電所 計4ヵ所 488万4000kW
一般発電所
 内・黒部川水系(計12ヵ所 90万1620kW)
 内・庄川水系(計19ヵ所 69万7800kW)
 内・神通川水系(計6ヵ所 26万2400kW)
 内・木曽川水系(計33ヵ所 106万4350kW)
 内・その他(計78ヵ所 41万5875kW)
 
 ちなみに、関西電力は、「原子力の再稼働に全力を挙げる」という立場を掲げています。
 
 原子力発電は再稼働したい、再稼働することを前提として、新規投資はしない、再稼働できなかった場合は、その時、計画停電でもすればいいという考えでしょう。
 
 原子力発電事故があったら、滋賀・京都は「もろ」に被害を受けますし、20キロ圏に琵琶湖があります。
 
 大阪は琵琶湖の水がなければ「おしまい」、兵庫も一部50キロ圏の位置にありますし、一部淀川水系から水道を引いています。
 
 関西電力は、その気になりさえすれば、猛暑期(太陽光発電で、電力需要のピークにはなっていません)・厳寒期においてすら、原子力発電所がなくとも需要に見合う供給能力はつくれそうです。

 しかし、そのつもりはなさそうです。
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