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2019年バックナンバー

雑記帳

日本の航空会社で初、ピーチが韓国3路線を休止・中断

 現在、日本と韓国とのLCCは以下のとおりです。
 
 ピーチ・アビエーション(Peach) 日本
 チェジュ(済州)航空 韓国
 ジンエアー 韓国
 ティーウェイ航空 韓国
 イースター航空 韓国
 エアプサン 韓国
 エアソウル 韓国
 
 日本の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは、令和元年8月29日、日本と韓国を結ぶ3路線で運航の休止や中断を行うことを明らかにしました。
 
 日韓関係の悪化に伴う旅行需要の減少などを受け、日本の航空会社が韓国路線を運休するのは初めてです。
 
 令和元年10月28日から札幌(新千歳)・ソウル(仁川)線を、令和2年1月7日から関西・釜山線を運休します。
 沖縄(那覇)・ソウル(仁川)線も令和2年1月28日~2月22日、一時的に運航を取りやめます。
 
 恒久化を考慮しながら運休するのは、たったの週2便です。
 
 韓国のLCCは、日本便に特化しすぎですね。
 そう簡単に、他の目的地に振替るわけにもいかないでしょう。
 特に、韓国のLCCは、中国路線を増やしたいそうですが、中国は韓国航空会社の新たな就航を認めません。

 余った航空機はどうするつもりでしょうか。
 韓国のLCCですから、機体はリースなのでしょうが、航空機リース契約の解約はきわめて困難で、事実上
無理です。
 
 韓国のLCCは、恨むなら、韓国政府を恨んでくださいということですね。
 
 ピーチなど日本のLCCは、海外線・国内線バランスがとれていますし(日本国内の航空需要が大きいということがあります。韓国は、もともと国土が小さく、長距離路線がソウル釜山間高速バスで4~5時間ですから、国内線で、どうしても飛行機が必要な路線は済州島線くらいという事情もあります)、日本国内線や台湾などの近距離線に航空機を回せばいいだけです。
 
 最初から、韓国のLCCは大打撃ですね。
 韓国のイースター航空は3か月の無休の自宅待機の措置をとりました。
 日本のLCCの打撃は、ほぼ0です。
 
 なお、観光業全体としても、日本からLCCで韓国に行く旅行者が韓国に落とす金は知れているでしょうし、逆に、韓国からLCCで日本に来る旅行者が日本に落とす金は知れているでしょう。
 
 日本としては、大した問題ではありません。
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