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2019年バックナンバー

雑記帳

晩節を汚す

 「晩節を汚す」という言葉があります。
 
 「晩節を汚す」とは、それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、それまでの評価を覆すような行動をして、名誉を失うことを意味します。
 
 高い評価を受けていた場合のみではありません。
 
 今まで、ちゃんとした人生を普通に送ってきたのに、老人になってから、おかしな言動をしたり不祥事を起こしたりすることも「晩節を汚す」といいます。
 
 なお、裁判官や検察官は、定年がありますから、「晩節を汚す」前に退職してしまうことになります。
 
 弁護士は定年がないですね。
 
 辞め時は、自分で判断するしかありません。
 
「晩節を汚している」弁護士さんは、結構みます。
 
 極端な場合、私と同期(32期)の弁護士が、成年後見の預かり金を横領して検挙されたことがありました。
 その後、まもなく死亡したと報じられました。
 死因は公表されていませんが、想像はつきます。
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