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2019年バックナンバー

雑記帳

ラグビーワールドカップのイギリス(連合王国)とアイルランド共和国からの出場チーム

 令和元年の日本におけるラグビーワールドカップにイギリスから、4チームが出場しています。
 
 イングランド、スコットランド、ウェールズの3国と、アイルランド共和国とイギリスの北アイルランドの混成チームです。
 
 イギリス(連合王国。United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イングランド(ロンドンが首府)、スコットランド(エディンバラが首府)、ウェールズ(カーディフが首府)、北アイルランド(ベルファストが首府)から構成されています。
 アイルランド共和国(ダブリンが首都)は、イギリスから独立した別の国です。
 
 イギリスは、日本より狭い島国ですが、中央集権国家ではありません。
 
 グレートブリテン島には3つの「国」があります。
 
 最も面積が広いイングランド、島の北部を占めるスコットランド、南西部の最も小さいウェールズです。
 イングランドはアングロ・サクソン人、スコットランドはスコット人、ウェールズはケルト人という、一つの島の中で異なる民族がいることになります。
 もちろん、1つの国ですから「あいまい」になっています。
 
 アイルランド島は、アイルランド共和国(首都・ダブリン)と、イギリスの一部である北アイルランド(ベルファストが首府)の2つに分かれています。
 
 イギリスがEUから離脱すれば、アイルランド共和国とイギリスの一部である北アイルランドの境界における、関税や出入国の管理をどうするかという問題が生じます。
 
 これが、イギリスがEUからの離脱のネックになっています。
 
 話をもどします。
 
 イギリスはサッカー、ラグビー、クリケット、ゴルフなど多くのスポーツが発祥した地であり、国技としても定着しています。
 
 この内の団体球技(サッカー、ラグビー、クリケット)は発祥地域の伝統的な配慮から国際競技団体ではイギリス単体ではなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド(ラグビーに関しては別の国家であるアイルランドにまとめています)の4チームの加盟を認めています。
 
 なお、サッカーのワールドカップは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、アイルランド共和国の5チームの加盟を認めています。
 
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