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2019年バックナンバー

雑記帳

イギリスのスコットランド首都で独立派が大規模デモ、旧市街を行進

 令和元年10月5日、イギリススコットランドの首都エディンバラで、独立派が主催する大規模デモが行われました。
 
 イギリス国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット。Brexit)の期限が数週間後に迫る中、スコットランドではイギリス国からの独立の是非を問う2度目の住民投票を求める声が高まっています。
 
 スコットランドは、平成26年、イギリス国からの独立の是非を問う住民投票を実施しました。
 
 この時は残留支持が55%で独立支持を上回わりました。
 
 一方、平成27年に行われたイギリスEU離脱の是非を問う国民投票では、イギリス国全体では離脱支持が残留支持を上回わりましたが、スコットランドでは残留支持が62%と離脱支持を上回っていて、独立支持派は、スコットランド独立の是非を問う2度目の住民投票を行うべきだと主張しています。
 
 Brexitの最大の難題はアイルランドとの国境問題です。
 イギリスがEUを離脱するに際し、唯一の地続きの国境であるイギリス領・北アイルランドとアイルランド共和国の国境管理を復活させるのか、復活させるのが可能なのか、また、現実的なのかという問題です。
 
 イングランドとスコットランドとの境界線は、イギリス領・北アイルランドとアイルランド共和国の境界線よりもはるかに長いです。
 
 また、イギリスのイギリスの戦略核戦力であるトライデントD5ミサイルで武装したヴァンガード級原子力潜水艦(トライデント潜水艦部隊)4隻の基地は、イングランドではなく、スコットランドのクライド海軍基地が母港です。
 
 イギリスのように小さな国(人口は日本の約半分。面積は日本の約3分の2)が、4つの国からなっていて、独立派がいるということも不思議ですね。
 
 サッカーやラグビーのように、イギリスから4チームというのは問題ないのですが、ただでさえ小さな国が3つや4つに分かれたのでは話になりません。
 
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