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2019年バックナンバー

雑記帳

イギリス・ファイナンシャルタイムズ紙「韓国経済50年で最悪の状況」

 フィナンシャル・タイムズ紙が、韓国経済が50年ぶりとなる最悪の状況に直面したと報じました。
 
 50年ぶりということは1969年ぶり、1963年が朝鮮戦争の休戦、日韓基本条約により、日本が韓国に、韓国の国家予算に相当する無償3億ドル、加えて有償2億ドルを供与したのが、1965年のことですから、実質的に、未曾有の経済的危機ということになります。
 
 韓国銀行は令和元年11月29日、今年の経済成長率見通しを2.0%に下方修正しました。
 令和元年1月時点の予想値(2.6%)を大幅に見直したものです。
 
 韓国銀行は令和2年来年の成長率見通しも2.5%から2.3%に引下げました。
 韓国が2年連続で2.5%以下の成長率を記録するのは韓銀の記録がある昭和29年以降で初めてのことだそうです。
 
 もっとも、これでも「甘い」というのが一般の評価です。
 
 リーマンショックの翌年である平成21年、韓国経済の成長率は0.8%に低下しましたが、平成21年には6.8%の成長で急速に回復しました。
 
 IMFに救済を求めた平成10年にはマイナス5.5%まで落ち込んだ後、平成11年に11.3%、平成12年に8.9%成長しています。
 
 輸出がGDP全体の45%、中国からの輸出が輸出全体の約4分の1をそれぞれ占め、対中輸出への依存度が高い韓国は、最近の米中貿易紛争による中国の成長鈍化の影響は避けられません。
 
 現在の韓国は、韓銀が過去最低水準の1.25%という政策金利を維持し、政府も金融危機以降で最も拡張的な財政政策を取って経済の防衛を図る厳しい状況にあります。
 
 といいますか、ムンジェイン大統領の経済失策もあって「お先真っ暗」という状態です。
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