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2018年バックナンバー

雑記帳

汚染土の中間貯蔵施設が稼働 福島県大熊町

 あす、東日本大震災から7年目をむかえます。

 

 なお、日本は裕福ですから、復興は着々と進んでいます。高い防潮堤により、海を見えなくしてしまっては、景観を害するだけではなく、津波がくる前に特有な、海がいったん引いていってしまうという過程が見られなくなりますから、かえって危険ではないかとの指摘もあるにはありますが・・

 

 同じ年に起きたニュージーランドのクライストチャーチは復興どころではありません。震源地付近は残骸がそのまま、立入り禁止のままです。

 

 ただ、原子炉融解の方は一向に進みませんね。

 

 平成29年10月28日、東京電力福島第1原子力発電所の事故にともなう除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設(福島県大熊町と双葉町)で、本格的な貯蔵が始まりました。

 

 大量に生じた放射性物質を含む土や草木が入ったフレコンバック(大型の「土のう袋」)は福島県内各地に仮置きされていて、復旧・復興の加速が期待されているが、最終的な処分先のメドはまだ立っていません。

 

 中間貯蔵施設全体の予定面積は約1600ヘクタールで、最大で推計約2200万立方メートル(京セラドーム大阪の18.3杯分)の除染土などを保管します。

 

 今回稼働するのは、大熊町側にある「受け入れ・分別施設」と「土壌貯蔵施設」で、貯蔵施設は土を埋めて保管する広さ約6000平方メートルの穴、管理棟、雨水を浄化するための水処理施設からなります。

 

 平成29年10月28日、穴に汚染土壌をフレコンバック36袋分(約36立方メートル)流込みました。
 双葉町側の土壌貯蔵施設も整備を進めており、草木などを焼却する「減容化施設」や焼却灰などを保管する「廃棄物貯蔵施設」の建設にも取組みます。

 

 ただ、現時点の土壌貯蔵施設の容量は搬入予定量の1%に満ちません。

 

 汚染土壌は、平成26年3月から30年以内に福島県外に搬出する計画となっています。
 しかし、永久に無理でしょう。

 

 北朝鮮の核ミサイルがとんできても、その土地が搬出先となることはないでしょう。
 福島第一原発から放出された放射性物質は、広島原爆の80発分に相当するそうです。すごい放射性物質量です。

 

 セシウム137(半減期30年)は、福島第一が1.5万テラベクレルに対し、広島原爆は89テラベクレル(168.5個分)、ストロンチウム90(半減期28年)は、福島第一が140万テラベクレルに対し、広島原爆は58テラベクレル(2.4個分)だそうです。

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