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2018年バックナンバー

雑記帳

午前・午後

 弁護士に事件を依頼するとします。

 ごく一部の例外を除いて、15時とか17時などという言い方はせず、3時、5時という弁護士さんが多いです。

 

 理由は簡単です。

 裁判所は9時から5時までです。12時から1時までは休みです。
 9時から12時までなら午前、1時から5時までなら午後に決まっています。
 裁判官は、午前何時、午後何時とはいいません。

 

 普通の法廷事件が多い弁護士は、 それに慣れていますから、 午前、午後は使いません。

 私も、午前9時以前に事件の打ち合わせをはじめたことはありませんし、午後9時以降に、打ち合わせを始めたことは、未だかつてありません。

 もっとも、こちらが「3時30分からうち合わせ」と言ったとき、「15時30分からですね」と聞き返され場合は、「はい。15時30分です」と答えるようにはしています。

 

 なお、刑事の令状などは、24時間制をとってもいいのですが、「午」のあとに、「前」か「後」を書き足して、時間を特定しています。

 

 ちなみに、日本でも電車は24時間制ですよね。

 普段の生活で、24時間制を徹底している国があります。
 ドイツです。
 「正午前」「正午後」という単語はあるにはありますが、まず使われません。
 駅や空港のアナウンスを聞いている感じがします。

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