2018年バックナンバー
雑記帳
仲間を置いてきぼりで物議・韓国女子
アイススケートのパシュートは3選手が同時に滑り、最後の選手がフィニッシュしたタイムで競います。
3人目がゴールした時点でのタイムが記録となるため、1人だけゴールしてもそのチームのゴールとはなりません。
3人がいかに早くゴールするか=3人の体力の消耗をいかに抑えるかがポイントになってきます。
そのため、各チームは縦一線に並び、先頭の選手を風よけにし後方の選手が体力を温存し、そして3人がコーナーで先頭を入れ替わりながら滑走します。
チーム内での入れ替わりは、「最低でもチーム全員が1周は先頭を走行しなくてはならない」というルールがあり、パシュートの勝敗のポイントは、個人の力量がどんなに勝っていてもそれだけでは勝てず、いかにチームワークの和が取れているか、チームメンバーの疲労をいかに少なくおさえ、相乗的なスピードを高めるこができるかにあります。
韓国のチームは予選で7位でした。
まあ、そんなものでしょう。
ただ、信じられないレース展開になりました。
韓国語は全くわかりませんが、写真を見て下さい。
チームの2人が、1人を置去りにしてフィニッシュしました。
普通は、一番遅い人のペースで、前で2人が風よけになるため、3人並んで滑らなくてはなりません。後ろから押してもいいようです。
置いてけぼりだけでも非常識ですが、キムボルム選手(24)とパクチウ選手(20)の会見が火をつけました。
キムボルム選手は、放送のインタビューで、「半ばまで試合をうまくしていたが、後ろ(ノソンヨン選手)が私たちとのギャップが広がって、ちょっと残念な記録になったようだ」と言いました。
一番前にいた自分自身と、次のパクチウは、後ろをついてきたノソンヨン選手と違い、良い記録を維持していた重ねて強調しました。
パクチウ選手も「意思疎通の問題もあり、ソンヨンさんがこうなるとは全く思わなかったわけでもないが、記録への欲もあったので…」といいました。
「違うだろ~!」ですね。
その後、キム・ボルム選手とパク・ジウ選手に非難が殺到し、国民は資格剥奪を要求し、青瓦台への国民請願の参加数は、わずか半日で23万人に達したとのことです。
請願者のコメントとして、「キム・ボルム、パク・ジウ選手はチーム戦にもかかわらず個人の名声に目がくらんだ」「このように人柄が欠如した者が、ひとつの国家の代表選手だというのは明白に国家の恥さらしだ」との請願が圧倒的だったそうです。
国民性の問題でしょうか。
個人の問題でしょうか。
ただ、2選手が同じことをやったのですから・・・