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2018年バックナンバー

雑記帳

平昌オリンピックと日本の技術

 平昌オリンピックは強風に祟られています。

 といいますか、今年だけの話ではなく、毎年のことのようですから、IOCの選定ミスですね。

 

 強風のため、平成30年3月11日はスノーボード女子スロープスタイル予選が中止になり、決勝の1回勝負、また、各選手が3回滑る方式から2回滑る方式に変更されました。

 

 アルペンスキー男子滑降と男子スーパー大回転は延期となりました。

 

 強行されたスノーボード・女子スロープスタイルの決勝で、転倒者が続出するという最悪の結果になりました。

 

 一見、悪いコンディションはみな同じと考える方もおられるかもしれませんが、各選手ごとに風の吹き方はことなっていて、実力のある選手が上位、実力のない選手が下位ということもあったわけで、風になかされた選手の中には、何のために4年間必死で練習してきたのかと思うこともあるでしょう。

 

 「運も実力の内と」は確かですが、それは、想定内のゲレンデのコンディションの話であり、ギャンブルに近いものがありました。

 

 ちなみに、ジャンプも強風が吹き荒れています。

 

 国際スキー連盟の規定では、基本的に風速3メートル未満でなければ競技ができない規則になっています。

 

 日本企業が、防風・防球ネットをつくっています。

 

 1998年の長野五輪でも白馬ジャンプ競技場の防風ネットの設計を担当した長野県の建築事務所が設計しました。

 

 防風ネットは、日本のナカダ産業(島田市)が手がけています。
 競技場の防風・防球ネットや工事現場で使用する防塵ネットなどでは大手の企業です。

 

 強風を抑えるにはネットの隙間を狭くし、風を遮る必要がありますが、風を受ける面積は大きくなり、壊れやすくなります。

 

 素材にはポリエステルの樹脂を塩化ビニールでコーティングしたものを使用していますが、最も負荷がかかるネットとネットのつなぎ目の強度をいかに確保するかが課題ですが、同素材の縫製が得意な小沢テント(島田市)との協力で、ネットを製造しました。

 

 完成した防風ネットは選手から見て左側と後方に、ジャンプ台を囲うように設置され、長さは計約255メートル、高さは最大25メートルという巨大なもので、風速計と連動してネットが自動昇降し、風をブロックするという「すぐれもの」です。

 

 「防風ネットが上がっているということは風が吹いているということ。事故なく終わって、日本の選手がメダルを取ってくれれば」と祈っているそうです。

 

 ジャンプが、アルペンやフリースタイルやスノーボードに比べて「まし」なのは、日本の技術が入っているからです。

 

 なお、スケートリンクの運営・管理も、「パティネレジャー」(東京)という会社です。 整氷作業員5人は、平成30年2月1日に現地入りし、各国の作業員とフィギュアスケートやアイスホッケーの会場整備に携わっています。

 やはり、1998年長野五輪など日本の大会を支えてきた技術を持っています。

 

 韓国は、スケート競技の大規模な大会の開催実績が少なく、韓国内だけでは整氷作業員をまかなえず、1972年札幌五輪や1998年長野五輪をはじめとする日本の大会でリンクを整備してきた同社が、平昌オリンピック大会組織委員会から協力を要請されたという経緯です。

 

 スケート競技も、日本の技術もあり、円滑に進んでいます。
 リンクのせいで云々(うんぬん)という話は聞きませんね。

 
 韓国は、何も問題が生じなければ、日本の援助があるおかげで、運営ができているということは口が裂けてもいいませんが、何か問題が起きると、日本を叩きにくるでしょうね。
 
 しょせん、そういう国です。
 
 そういえば、セオゥル号沈没の時、最初のころ、日本の中古船だ日本が悪いということを言っていましたね。韓国で、やってはならない改造をしたことが発覚するまで。
 
 
 
 
 
 
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