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2018年バックナンバー

雑記帳

台湾東部の地震

 平成30年2月6日深夜、台湾の東部・花蓮の近海で地震が起きました。
 
 マグニチュード6.4、最大震度は6(日本の基準)だったそうです。
 
 最も被害の大きい「雲門翠堤大楼」は捜索が続けられていましたが、平成30年2月11日に建物が倒壊する危険性が高まったとして、行方不明者1名の家族の了承を取り、作業を中止しました。
 
 結局、死者は16人、行方不明者1名、けが人は285人となりました。
 
 犠牲者の方々には心より哀悼の意を表します。
 
 ただ、震度6で、建物が倒壊するというのも不安です。
1999年に耐震基準が見直される前の建物で、ピロティー構造の建物だったそうです。
 
 ピロティとは、2階以上の建物において地上部分が柱(構造体)を残して外部空間とした建築形式のことです。
台湾では、1階部分は外から3mぐらいを歩道として確保し、その奥に商業施設のウインドウを作ったビルが多く見受けられます。
 
 日本と違って、歩道に高低差がありますから、日本のつもりで下を見ずに、商店街を歩いていると、転倒することがあります。
 
 台湾は、大陸と違うという印象がありますが、人の命の軽さは、日本と比べものになりません。
 
 
 ちなみに、日本人観光客も2名怪我をしました。台湾観光は、危険と隣り合わせと考えた方がよいでしょう。
 
 
 花蓮市自体には、さほど見るものはないのですが、太魯閣峡谷に行くための基地になりますから、日本人観光客も多いです。
 
 太魯閣峡谷は震度1らしいですが、相当ダメージを受けていると思います。
 
 地震がなくても、しょっちゅう崩壊しています。
 
 崩落物がありますから、一部区間では、無料でヘルメットを貸してくれます。
 
 当分、観光どころではないようです。
 
 
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