本文へ移動

2018年バックナンバー

雑記帳

平昌五輪なのに「時差」?

 オリンピック観戦は、時差がつきものです。
 
 冬季でしたら、トリノ、バンクーバー、ソチと、いずれも日本と大きな時差がありました。
 
 深夜、早朝、平日の昼間など、生中継を見られないということが起こります。
 
 日本と時差のない平昌オリンピックですが、おかしな時間に行われます。
 
 フィギュア、スノーボード、フリースタイルスキーは、午前から昼すぎにかけて連日実施されます。
 
 土日はいいのですが、平日は、生中継を見られません。
これら種目が人気のあるアメリカやカナダのテレビ観戦に都合のいい時間に競技が実施されます。
 
 スピードスケートやジャンプは、夜の遅い時間帯に行われます。
 
 これら種目が人気のあるヨーロッパのテレビ観戦に都合のいい時間に競技が実施されます。
 
 IOCは、放送権料と協賛料を収入の二本柱としています。
 
 傑出した「スポンサー」は、アメリカのNBC(NBC・ユニバーサル)で、2014年ソチ冬季オリンピックから32年夏季オリンピック(未定)まで10大会分の米国向け放送権を、約120億ドル(約1兆3000億円)で獲得しています。
 
 ちなみに、NHKと民放の日本連合が、2018年平昌冬季オリンピックから2024年パリ夏季オリンピックまでの4大会分で契約した放送権料が1100億円です。
 
 結局は、スポンサー次第で、日程も決まるということになります。
 
 ただ、これなら、まだ選手にとっては知れています。
 
 2020年の東京夏季オリンピックは8月開催です。
 
 昭和39年(1964年)のオリンピックは10月10日でしたね。
 
 なぜ、夏季オリンピックは8月開催になったのでしょう。
 
 MBL(野球メジャーリーグ)は秋からポストシーズンに入り視聴率がとれますし、NBA(バスケットボール)もシーズンが開幕して視聴率がとれます。
 
 8月なら、NBAは開催前、MLBも中盤で視聴率はまあまあのころということですね。
 
 8月は、端境期ということで、オリンピックを、アメリカの端境期にもっていったという事情です。
 
 2020年の東京夏季オリンピックの8月開催は、マラソン選手にとっては地獄のような暑さで非常識という考えもありますが、やはり、スポンサー・ファーストということでしょうか。
 
 日本の夏の暑さは尋常なものではありません。
 
 なお、2020年の東京夏季オリンピックも、日本水泳連盟は競泳決勝の夕方実施を求めているのですが、2008年の北京夏季オリンピックがそうだったように、午前決勝がささやかれています。
 
 水泳は、日本でも人気ですが、アメリカでも人気です。。
TOPへ戻る