2018年バックナンバー
雑記帳
南北合同チーム結成に見る文大統領の身勝手
平昌五輪のアイスホッケー女子というエントリーを書きました。
もっと深い闇があったようです。
なぜ、男子アイスホッケーは合同チームではなく、女子アイスホッケーは合同チームなのか?
アイスホッケーの場合、世界のトップクラスまで行かなくとも、ある程度の力があれば開催国チームに出場権が与えられる。
それを目指して韓国は4年計画で男女チームの強化を進めてきた。
とはいえ韓国の競技人口は少なく自前で強いチームを作ることは困難なため、実力ある外国人選手の帰化を積極的に進めた。その結果、男女とも国際大会での成績が上昇し、開催国出場権を獲得したのだ。
そのような事情のため、五輪に出場する韓国選手をみると韓国チームは男子7人、女子4人の選手がカナダや米国から帰化した選手となっている。
男子の場合は3分の1が帰化した選手で占められる。
アイスホッケー関係者の間では、「韓国の男子チームは7人もの帰化した選手を加えるなど強化に力を入れてきた。本番で勝利する可能性も出てきている。それに対し女子チームは、上位進出はもとより1勝することも難しいとみられている。だから、女子チームだけ合同としたのであろう」というのだ。
南北の連携や融和を示すには個人競技ではなく、両国の選手が一緒になってプレーする団体競技のほうが効果的だ。
しかし、上位入賞が期待される競技での合同チームは国内の反発を買いかねない。
そんな中では女子アイスホッケーが一番やりやすい。韓国政府はそんなことを考えたのだろう。これでは関係者はたまったものではない。
アイスホッケーのトップ選手の多くは幼少期からスケートを履き、一般人の靴と同じようにスケートを操る。大半の選手が10年以上、トレーニングを続け念願の五輪出場を果たした。
韓国の実力から考えると、選手にとっては最初で最後の五輪出場となるだろう。ところが北朝鮮の選手の参加で一部の選手ははじき出される可能性が高まった。
ひどい話ですね。
開催直前になってムン・ジェイン大統領がアイスホッケー女子チームは南北合同とすると決めてしまった。関係者に対しては事前に何の相談もなかったようで、アイスホッケー女子チームのメンバーは「米国での合宿を終えて1月中旬に帰国、仁川国際空港に到着した時に初めて聞かされた。選手は深く傷ついており、士気も下がっている。
そういえば、こんな話もありました。
韓国大統領府によると、ムンジェイン大統領は、平成30年1月4日、元慰安婦8人や支援団体の関係者と懇談し、2015年の慰安婦問題に関する日韓両政府合意に関し「みなさんの意見を聞かず、意図に反する合意をしたことを大統領として謝罪する」と述べています。
ムンジェイン大統領は、アイスホッケー女子チームのメンバーの意見を聞かず、意図に反する合意をしたことを大統領として謝罪するのでしょうか。
ムンジェイン大統領は、弁護士だそうですが、簡単な矛盾を矛盾とわからないようでは、敗訴続きだったでしょうね。依頼者がかわいそうです。