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2020年バックナンバー

雑記帳

元農水次官に懲役6年実刑判決 長男殺害で東京地方裁判所

 東京都練馬区の自宅で44歳の長男を刺殺したとして、殺人罪に問われた元農林水産事務次官の無職、熊沢英昭被告(76)の裁判員裁判の判決公判が、令和元年12月16日に東京地方裁判所にて開かれ、中山裁判長は懲役6年(求刑懲役8年)を言渡しました。
 
 起訴状によりますと、令和元年6月1日午後3時15分ごろ、自宅で長男の英一郎さんの首などを包丁で多数回突き刺し、失血死させたとされています。
 
 熊沢被告は「息子を刺し殺した」と自ら110番通報しています。
 
 検察官は論告で、長男の首や胸には36以上の傷があったとし「被告は強い殺意に基づき、不意を突いて一方的に攻撃した」と指摘し、長男からの家庭内暴力が事件の背景にあったと認めつつ「経済的に安定し、長男の主治医や同僚らに相談することもできた」として他に解決する手段があったと主張していました。
 
 これに対し、熊沢被告はこれまでの公判で、事件当日も長男に「殺すぞ」と言われ、「反射的に包丁を取りに行き、胸や首を刺した」「刺さなければ私が殺されたと思う」などと説明。弁護側は最終弁論で「発達障害のあった長男を長年にわたって献身的にサポートし、良好な関係を築くよう努力してきた」とし、「恐怖の中、自らの命を守るために殺害した」として情状酌量を求めていました。 
 
 まず、警察や長男の主治医に相談すべきでしたね。
 
 もちろん、警察や長男の主治医に相談してうまくいかなかった場合は、長男の復習も増加していたでしょうが・・・
 
 なお、高等裁判所において、再保釈が認められていますが、逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもありませんから、妥当なところではないでしょうか。
 
 なお、自分自身は、エリート街道まっしぐらで、功成り名遂げた人物が、子供で失敗するということは、珍しいことではありません。
 
 ただ、殺人までする人物は珍しいでしょう。
 
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