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2020年バックナンバー

雑記帳

レジ袋有料化、令和2年7月から全小売店に義務付け

  経済産業省と環境省は、令和元年12月25日、レジ袋の有料化を義務付ける制度の運用指針をまとめ、公表しました。
 スーパーやコンビニエンスストアなどすべての小売店を対象に、令和2年7月から開始します。
 
 国連環境計画(UNEP)によると、レジ袋をめぐる法規制実施国は予定を含めて127か国にのぼっているそうです。
 
 中途半端な開始時期ですが、東京オリンピック開催月からということですね。
  プラスチックごみの削減に向けたという姿勢を出すためです。

 環境問題に敏感な外国人旅行客からの苦情が出ないようにという配慮でしょう。
 
 ただ、植物由来のレジ袋は除外します。具体的には紙袋などでしょう。
 バイオマスプラスチックの配合率が25%以上だったり、微生物などの働きで分解される海洋生分解性プラスチックを使用しているレジ袋もあるそうです。
 
 今年内に容器包装リサイクル法の省令を改正し、全ての小売店でプラスチック製の買物袋の有料化を義務化します。
 
 レジ袋を含む容器包装を一定量以上使う事業者には取り組みを国に定期報告させ、必要に応じて勧告や命令を出します。
 命令違反には罰則も適用されるとします。
 
 価格は各事業者が自由に設定できますが、指針では1枚あたり2~5円程度の先行事例を紹介し、1円未満は「有料化にあたらない」としています。
 
 レジ袋の有料化は、地球規模の課題である海洋プラスチックごみ対策の一環です。
 国内のレジ袋の使用は年間20万トン程度で、1年間に出る廃プラの2%程度を占めています。
 
 現在、レジ袋の有料化は小売り各社の自主判断です。
 私が自宅近くで食品などを購入するスーパー・コンビニをみてみます。
 
 たいてい、下記のどこかで購入しています。
 
 夙川駅内の成城石井
 甲陽園駅前のファミリーマート
 甲陽園駅前のいかりスーパー
 コープ甲陽園(神戸生協)
 
 夙川駅内の「成城石井」は、レジ袋不要というと2円引いてくれます。
 
  甲陽園駅前の「ファミリーマート」は、レジ袋代金は不要です。
 
  甲陽園駅前の「いかりスーパーのレジ袋」は、プラスチック製レジ袋ではなく紙製の袋です。会員になれば、レジ袋不要と言えば、ポイント還元があるようなのですが、商品の価格が高いので、利用するのは、贈答用品を購入するときくらいですから(レジ袋がステータスになっています)、会員にはなっていません。
 
 「コープ甲陽園」のレジ袋は5円です。
 
 こうしてみると、プラスチック製レジ袋の無償配布が禁止されると、影響のあるのは「ファミリーマート」くらいですね。
 
 案外、日本は進んでいます。
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