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2020年バックナンバー

雑記帳

運賃と料金

 青春18切符で旅行する初心者と車掌との間でトラブルがおきているそうです。
 
 年齢制限はありません。逆に、リタイアして時間のある人たちが多く使っています。
 
 青春18切符初心者が、特急や急行列車に乗ったとき、車内検札で「青春18切符を持っているから、特急料金だけ払おう」とすることがあるそうです。
 
 特急料金だけでは駄目で、あわせて運賃も支払わねばなりません。
 「快速・普通列車の普通車自由席が利用できます」「特急(新幹線を含む)・急行列車・グリーン車に乗る場合は、特急券・急行券・グリーン券のほか、普通乗車券が別に必要です」となっています。
 
 何か「釈然としない」人もいるようです。
 もっとも、切符に明記されているので「大げんか」になることはないようです。
 
 JRの料金体系は、「運賃」+「料金」となっています。
 
 JR利用に、最低限必要となる代金(=乗車券の金額)が「運賃」、速達性や快適性、座席手配などで追加請求される代金や運送と無関係で請求される代価が「料金」となります。
 
 例えば、大阪・東京間は、新幹線で、片道1万3240円(運賃8510円 料金4730円)です。
 大阪・富山間は、特急列車で、片道7980円(運賃5460円 料金2250円)です。
 
 仮に、青春18切符の利用者が、「特急(新幹線を含む)・急行列車」に乗る場合、「特急券・急行券」などの料金だけで乗れることになると、大阪・東京間なら、運賃8510円のところが2300円、大阪・富山間なら、運賃5460円のところが2300円となってしまいます。
 
 それほどJRは「太っ腹」ではありません。
 
 普通、快速電車なら、いくら乗っても乗車距離は知れていますね。

  青春18切符と似たような切符は、ドイツ鉄道にもありますが、やはり特急(IC)以上は利用不可、快速(IR)以下しか利用できません。

  長距離は、特急電車ばかりで、普通電車は少なくなりました。
 普通電車を利用しているのは、自動車運転のできない学生生徒か老人が多数をしめます。
 
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