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2020年バックナンバー

雑記帳

家計の金融資産

 日本銀行が、令和元年9月20日、4-6月期の資金循環統計を発表しました。
 
 家計が保有する金融資産残高は令和元年6月末時点で1860兆円となりました。
 
 米中貿易摩擦の激化などを背景に世界的に株価が軟調な展開となる中で、保有株式の時価評価額が減ったことにより、前年より微減です。
 
 国債保有は日銀と海外の保有が過去最高となる一方、銀行など預金取り扱い金融機関分は最低を更新しました。
 
 金融資産は、将来的に減少していくと予想されます。
 
 定年退職し、また、65歳をすぎて再雇用先も退職ということになれば、年金のみでは生活できず、預貯金を取崩して生活するということになります。
 
  高齢化社会で、どんどん高齢者の割合が増え、団塊の世代が65歳をすぎて、預貯金を取崩しますから、預貯金は減続けるということになります。
 
 2人以上世帯が保有する預貯金や有価証券などの金融資産の平均額は1139万円は「多い!」と思った方もおられると思います。
 
 平均値ですから、100人がいて、99人の貯金額が10万円、1人だけ1億円を持っていたとしたら、平均貯金額は「100万1000円」となります。
 
 一部の富裕層の預貯金額が「ごつい」ですから、平均はあがります。
 
 普通は「中央値」(データを大きさの順に並べたとき、中央にくるデータの値。メジアン(median))を使う方が、実感とあいます。
 
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