本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

都市銀行

 現在は、ゆうちょ銀行も含めて、オンラインにより、原則としてどこの金融機関のCD/ATMからでも、自分の預貯金口座の預貯金が引出すことができるようになっています。 
 
 その昔は、ゆうちょ銀行はオンラインでは引出せませんでした。
 
 それ以前ですが、上位都銀、下位都銀、地銀などでグループを組んでいて、グループの違う金融機関のCD/ATMから預金は引出せませんでした。
 
 BANCS (BANks Cash Service)という言葉をご存じでしょうか。
 都市銀行間を接続するCD/ATMの相互接続ネットワークで、昭和59(1984)年1月4日稼働を開始しました。
 
  元TOCS(7行)と元SICS(6行)が一緒になったということです。

  昭和59(1984)年1月4日時点で、都銀は13行ありました。「13」を「B」に見立てたロゴを使っていました。
 
 元TOCS(都銀オンライン・キャッシュサービス)は、昭和55(1980)年4月1日に稼働を開始した上位都銀のネットワークでした。
 
第一勧業銀行(現・みずほ銀行)
三井銀行(現・三井住友銀行)
富士銀行(現・みずほ銀行)
三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)
三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)
住友銀行(現・三井住友銀行)
東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)
 
 元SICS(六都銀キャッシュサービス)は、昭和55(1980)年3月11日に稼働を開始した下位都銀のネットワークでした。
 
協和銀行(現・りそな銀行)
大和銀行(現・りそな銀行)
東海銀行(現・三菱東京UFJ銀行)
北海道拓殖銀行(経営破綻し、その業務を現三井住友信託銀行・北洋銀行が引継)
太陽神戸銀行(現・三井住友銀行)
埼玉銀行(現・りそな銀行および埼玉りそな銀行)
 
 当時13行あった都銀が現在いくつ残っているかみてみます。

 都銀は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3大メガバンクに集約され、りそな銀行および埼玉りそな銀行が「おまけ」という感じです。
 
 13行が4行になっているのですが、13行から4行になった過程をいうのも難しいですが、4行から13行を遡ることは不可能です。
 北海道拓殖銀行は破綻していますから。
TOPへ戻る