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2020年バックナンバー

雑記帳

海図の「日本海」表記継続へ…国際機関指針、韓国要求の「東海」併記なし

 令和2年11月17日、韓国が日本海の呼称に「東海」の併記などを求めている問題について、国際水路機関(IHO)の総会は17日未明、日本海と単独表記する指針の継続を暫定承認しました。
 
 各海域を名称ではなく、数字で表記するデジタル版の海図を新たに作成する方針も合わせて暫定承認としました。
 
 総会は出席国による全会一致が原則で、日本政府関係者によると、韓国を含め加盟国から明確な反対は出ませんでした。IHOが総会の報告書を月内にまとめ、正式に承認されます。
 
 IHOは各国が公式の海図を作成する際に参考にする指針「大洋と海の境界」を作成しています。
 
 指針には各海域の名称が記載されており、日本海の海域は1928年の初版から現行版の第3版(1953年作成)まで「Japan Sea」と記され、日本海単独表記の根拠の一つとなっています。
 
 結局、韓国の主張が退けられたということになります。当たり前の話ですね。
 
 韓国が、韓国内の地図に「東海」と記載するのは自由です。
 ドイツの地図も、バルチック海について「Ostsee」(東の海)と記載されています。
 
 ただ、ドイツは、他の国にも、バルト海を「Ostsee」と呼んでほしいとは全く言っていません。
 
 韓国の問題は、他の国にも、それを認めてほしいと言っていることです。
 理解しがたいですね。
 
 ちなみに、対馬海峡は、日本では「対馬海峡」と呼んでいますが、国際的には「KoreaStrait」と呼ばれています。
 日本人は、「KoreaStrait」に「TushimaStrait」を並記してほしいなどと言っていません。
 だからといって、何か問題がありますかという話です。
 
 ちなみに、国際水路機関(IHO)の定義によれば、日本海は、北は間宮海峡(国際的には「タタール海峡」)、宗谷海峡、関門海峡、対馬海峡、さらに、韓国の済州島全体を含んだ範囲の、かなり広い海です。
 
 日本海にある島が、すべて日本領なら、済州島も鬱陵島も日本領となります。
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