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　GoToトラベルやGoToイートと、今回の第３波の因果関係はあるでしょうか。

 

　GoToトラベルにより、新型コロナウィルス感染した旅行者が、観光地に行って他の人に新型コロナウィルスを感染させたと仮定します。

 

　和歌山県なら、白浜や勝浦や高野山などに旅行者がおしよせましたが、白浜町や勝浦町や高野町の住民や、同町らに働きに働きに来ている人が、新型コロナウィルスの感染者が有為に増加したという資料（エビデンス）はありません。

 

　白浜や勝浦や高野山へ行った旅行者が、白浜や勝浦や高野山へ行った他の旅行者に新型コロナウィルスを感染させたかどうかということについては資料はありませんが、それなら、旅行者に多く接する白浜町や勝浦町や高野町の住民や、同町らに働きに働きに来ている人は、旅行者に絶えず接しているのですから、旅行者より先に感染するはずという理屈も成り立ちそうです。

 

　熱海、箱根なども、旅行者がおしよせましたが、熱海市、箱根町の住民や、同市町らに働きに働きに来ている人が、新型コロナウィルスの感染者が有為に増加したという資料もなさそうです。

 

  熱海、箱根などへの旅行者が、熱海、箱根などへの他の旅行者から、新型コロナウィルスを感染させられたわけでもなさそうです。

 

　札幌市は新型コロナウィルス感染者は増えたようです。
　ただ、GoToトラベルによる旅行者に、新型コロナウィルスを感染させられたかどうかという点には疑問が残ります。また、GoToトラベルによる旅行者が、新型コロナウィルスを感染させられたかという点についての資料はありません。

　北海道は寒いですからウィルスが感染しやすい環境となり、また、寒いですから部屋などを密閉していますから、「密閉」によりウィルスが感染しやすくなるという方が説得力がありそうです。

 

　また、さしたる観光地でもない大阪府や兵庫県の新型コロナウィルス感染者が著しく増加し、日本一の観光地ともいえる京都府は、さほど、新型コロナウィルス感染者が増加していないことも、傍証となるでしょう。

 

  結局、GoToトラベルと感染拡大との間に、明確な因果関係がない、証明する資料（エビデンス）もなさそうです。

 

　資料（エビデンス）はありませんが、GoToトラベルが、感染拡大のきっかけになったことのは間違いないでしょう。

 

　GoToトラベルを実施しているということは、遠くに旅行をしてもいい環境になったというメッセージを送ることになり、感染予防に対して緩む方向の「空気」を形成し、うがい手洗いなどの感染症対策がおろそかになったのは間違いないと思います。

 

　GoToトラベルと新型コロナウィルスの感染拡大に明確な因果関係がない、証明する資料（エビデンス）もないのですが、新型コロナウィルス感染対策としてGoToトラベルの一時停止を呼びかければ、感染予防に対して緩む方向の「空気」を否定する動きとなり、感染拡大をゆるやかにできる効果はあると思います。

 

　GoToトラベルの一時停止は、GoToトラベルをスケープゴートにして、国民全体の「たが」をはめ直したということになるのではないでしょうか。

 

　なお、GoToトラベルはともかく、GoToイートは、新型コロナウィルス感染症拡大に影響はあったでしょうね。

　鳥貴族で一人飯、くら寿司で一人飯は、問題ないかと思います。他の人としゃべりませんから。
　多数が集まり、酒が入った飲み食いを推奨するようなことは止めた方が賢明かと思います。

 

  GoToトラベルの地域振興クーポンの飲食店使用可はまずいですね。
　１万円分、２万円分の地域振興クーポンを、お土産に使うということは、事実上不可能です。
  酒が入った飲み食いに使うしかないでしょう。