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2020年バックナンバー

雑記帳

令和2年10月の消費支出1.9%増 宿泊・飲食でGoTo寄与

 総務省は、令和2年12月8日、令和2年10月の家計調査を発表しました。
 
 2人以上の世帯の消費支出は前年同月比1.9%増の28万3508円でした。
 
 増加は1年1カ月ぶりのことで、消費増税で落ち込んだ前年からの回復に加え、10月に本格化した「Go To キャンペーン」も支出増に寄与しました。
 
 宿泊料は前年同月と比べ31.8%増、喫茶や飲酒を含まない外食の食事代は0.7%増で、ともに1年1カ月ぶりに増加しました。
 
 総務省によりますと、新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いていた中で、観光支援の「Go To トラベル」で東京発着が対象に加わり、飲食店支援の「Go To イート」でネット予約によるポイント還元が始まったことが、支出を底上げしたということです。
 
 電子レンジや冷蔵庫などの耐久消費財や自動車関連の支出も軒並み増加しました。
 令和元年は、消費増税前の駆け込み需要の反動減で大きく落込んでいました。
 インフルエンザワクチンを早めに接種する人が増えていることから、保健医療サービスも増えました。
 
 令和2年11月は、令和元年の消費税増税による反動や「Go To キャンペーン」の影響で、同様の傾向が続いていたと推測されます。
 
 しかし、新型コロナの感染者が再び増始めているため、今後の動向には注視が必要でしょうし、「Go To キャンペーン」が、新型コロナの感染者拡大により、一時停止となれば、消費支出は、下落すると思われます。
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