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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

軍隊と階級

 軍隊には階級があります。
 また、階級章をもって外見的にもそれを明示して、誰もが識別できるようにしています。

 当該軍隊の構成員はもちろん、他国の軍隊の構成員、一般人にもわかるようになっています。
 旧日本陸軍なら、大将、中将、少将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、曹長、軍曹、伍長、上等兵、一等兵、二等兵です。

 なぜ外見で判断できるようにしているのでしょうか。
 誰が一番階級が上であり、他の軍人を指揮できるかどうか一見して明らかにすることが出来るからといわれています。

 編成上の部隊行動ではなくとも、敵味方入り乱れての戦闘状況の中では、味方の部隊の多くも倒れ、離合集散を繰り返したあげく、それぞれの部隊から生き残りが集まることもあります。
 このようなときでも、烏合の衆とならず、常に組織だった行動のできること、すなわち、指揮、命令関係が明確になっていること、これが軍隊の基本です。

 そのとき、生き残った軍人のうち、誰が指揮する人で、誰が指揮を受けて戦うかがはっきりしなければなりません。

 階級と階級章をみれば、誰が指揮する人で、誰が指揮を受けて戦うかが一目瞭然となります。

 ちなみに、令和4年2月24日に開始された、ロシアによるウクライナ侵略ですが、令和4年5月11日時点で将官9人と佐官42人が死亡しているそうです。
 旧日本陸軍なら、将官は、大将、中将、少将、佐官は、大佐、中佐、少佐です。
戦死者が、令和4年5月現在で、将官9人と佐官42人というのは異常です。
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