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雑記帳

フロッピーディスク

 約4630万円の誤送金問題で「フロッピーディスク」が脚光を浴びました。

 いつころまでか記憶がありませんが、裁判所が弁護士に「磁気データ」の提出を求めることがありました。
 複雑な事件の、訴状や答弁書準備書面などのデータ、表計算ソフトのデータなどです。
 現在は、フラッシュメモリーやCD-Rの提出を求められます。

 フロッピーディスクは1970年代初頭にIBMによって開発されました。
 レコード盤のように紙製のジャケットがディスクを収納する方式だったそうです。

 私が、パソコンを使うようになったのは昭和59年(1984年)のことです。
 コンピュータは、PC9081F2で、フロッピーディスクドライブは2基搭載、フロッピーディスクの大きさは8インチ、容量は128KBだった記憶があります。

 その後、フロッピーディスクの大きさは5インチとなりました。
 8インチ、5インチのフロッピーディスクは、薄い樹脂製の袋に収められていました。
 当時、裁判所から提出を求められることはありませんでした。

 その後、プラスチック製の硬質なケースの3.5インチフロッピーディスクが主流となり、記録密度の違いによって「2DD」と「2HD」という2種類がありました。それぞれ、フォーマット(初期化)の形式により容量が変わりますが、2DDは最大720KB、2HDは最大1.44MBの記憶容量となります。

 画像等を保存しない限り、ワード文書、エクセル文書などは、3.5インチ「2HD」1.44MBで十分です。

 いつのころからか、パソコンにフロッピーディスクドライブが搭載されなくなり、USBにてフロッピーディスクドライブを接続していましたが、フロッピーディスクでのデータ保管をしなくなり、外付けのフロッピーディスクドライブを購入しなくなるととも、消え去りました。
 ちなみに、国内大手のFDメーカーだったソニーが国内販売を終了したのは、平成23年でした。

 国や地方公共団体や銀行では残っていたのですね。

 銀行では、新規の受付は行っていないが、既存の客(地方公共団体が多いそうです)から、FDでの振り込みを継続させてほしい、というご要望があれば、対応せざるを得ないという状況だそうです。


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