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　日本学生支援機構は、令和４年６月２日、奨学金の返済をめぐり、半額の支払い義務しかない保証人２人に全額を請求した日本学生支援機構に対して、過払い分と利息の計約２００万円の支払いを命じた札幌高裁判決について、機構は最高裁への上告を断念したと発表しました。
　原告も上告しない方針で、判決は確定します。

　日本学生支援機構は、札幌地裁判決の原告と同様に半額を超える返済をしてきた保証人約２０００人に対して、過払い分として計約１０億円を返金する方針も明らかにしました。

　機構によりますと、返金される人は、機構にデータが残る平成２９年４月以降に返済を終えた保証人や返済中の保証人らです。
　返済義務のある半額を超えて機構に払った分を返金します。

　対象者には、令和４年６月中旬から７月上旬にかけて簡易書留で連絡します。
　平成２９年３月以前に返済を終えた保証人についても、返金に応じる可能性があるかどうか検討中です。

　今後の保証人への請求も半額に改めるそうです。
　当然のことですね。