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　オーストラリアとオーストリアは間違えやすいですね。
　南半球にあり、コアラやカンガルーがいる「オーストラリア」は、ラテン語で「南の地」（terra australis）に由来しています。
　ヨーロッパにあり、ウイーンが首都のオーストリアは、「（Republik） Oesterreich」の英語読みです。
　なお「Oesterreich」は、ドイツ語の「Ost（東）」＋「Reichich（国）」ですから、日本＝「日の本」＝「東方の国」とも通じる物があります。

　オーストリア大使館とオーストラリア大使館を間違える人もおり、オーストリア大使館には、「オーストラリア大使館」への地図が掲げられているます。

　日本にとっては、オーストラリアが身近ですし、オートストリアにワーキングホリデーのビザを取得に行くということもありませんから、オーストリア大使館には、「オーストラリア大使館」への地図があるのでしょうね。
　オーストリアにワーキングホリデーのビザを取得に行くという人は希でしょう。

　またオーストリアに行きますと、「NO KOARAS IN AUSTRIA」「NO KANGAROOS IN AUSTRIA」と書き加えたデザインのＴシャツが、土産物屋に売られています。

　ガイドブックなどはどうなっているでしょうか。
　オーストラリアは「オーストラリア」です。
　オーストリアは「ウィーンとオーストリア」などとして、間違わないようにしています。

　というより、ガイドブックは、オーストラリアはシドニーのオペラハウスと海が、ザンクト・シュテファン寺院やオーストリア市内の市電が書かれているものが多いですから、間違いにくくはあります。