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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

日本語の特徴

 日本語は、先進国の中でも、母音の数が「やたら」多いと言われます。
 先進国の「定義」もいろいろあるでしょうが、G7先進国首脳会議の参加国を「先進国」と定義すれば、「フランス」「アメリカ合衆国」「イギリス」「ドイツ 」「日本」「イタリア」「カナダ」で、日本語の他は、英語、フランス語、イタリア語です。

 日本語は、「音節末に子音が来ない」「2重子音は存在しない」という特徴があります。
 抑揚も少ないですね。

 私が、ドイツ留学のとき、現地で語学学校に通っていたとき、日本語は「パパパパパパ」というふうに単調な言語に聞こえると外国人の生徒が言っていたことを思出します。
 ハワイに行くと、地名などの現地語が、日本語で発音しやすいことがわかります。
 「ハワイ」や「カメハメハ」などがそうですね。

 ハワイの現地語は、ポリネシア系の言語です。
 ポリネシア系の言語の音声体系はシンプルで、母音はa,e,i,o,uの5種類で、それぞれに長短の区別があり、子音音素の数は少なめで、8~11個程度です。
ハワイ語は、母音がa, e, i, o, u 、子音が p, k, m, n, w, l, h、ですから、日本語より少ないです。

 ハワイ語は現在では消滅危機言語とされています。ハワイ諸島のほとんどの地域ではハワイ語は英語にとってかわられており、日常会話にはもはや使われてはいません。
 ハワイ語を話す者の数は、現在は約1000人にまで減少し、現在生存するハワイ語を母語とする話者の半分は70歳から80歳とされています。

 ニュージーランドに行くと、空港に「kia ora!」と書かれています。
 マオリ語で「こんにちは」です。

 ニュージーランドでは英語とマオリ語が公用語です。
 マオリ語は、テレビのニュースでは、かならず最初にマオリ語で挨拶します。
 また、テレビは、ごくわずかですが、マオリ語のニュースを流します。

 マオリ語は、母音は a, e, i, o, u に、長短の区別があるので10あり、子音は p, t, k, w, wh, h, m, n, ng, r の10あります。
 日本語より少ないですね。

 ニュージーランドの地名は、オークランド(Auckland)のように、完全な英語の地名から(厳密には、マオリ語で Tamaki-makau-rauと呼ばれるそうです)、アオラキ/マウントクック(Aoraki/Mount Cook)のように、両方で呼ばれるもの、ロトルア(Rotorua)、テカポ(Tekapo)、テアナウ(Te Anau)など、マオリ語でしか呼ばれない地名があります。

 ロトルア(Rotorua)、テカポ(Tekapo)、テアナウ(Te Anau)などは、日本人には、発音は簡単ですが、英語を話す人にとっては、発音が難しいらしいです。

 「大は小を兼ねる」とは言いにくいようです。


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