本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

外国人観光客受入再開 当面添乗員付きツアー客限定

 新型コロナの影響で停止していた外国人観光客の受け入れが、ツアー客に限定する形で、令和4年6月10日から再開されました。

 再開はおよそ2年ぶりですが、ビザの発給手続きなどのため、実際にツアー客が訪れるには早くても1か月程度かかる見込みです。

 1日当たりの入国者数の上限2万人の範囲内で受け入れ、入国の対象は感染のリスクが高いとされるシエラレオネなど、わずかの国を除外した98の国と地域です。
ワクチン接種を受けていなくても入国時の検査や待機措置は免除されます。
 いずれの入国者も、入国時のサーモグラフィーによる検温で発熱が確認された場合などは検査や宿泊施設での待機を求めています。

 感染拡大を防ぐため当面は、添乗員付きのツアー客に限定することにしています。
 観光庁が旅行会社など事業者向けに作成したガイドラインでは、ツアー客に対してマスクの着用をはじめ感染防止対策を徹底することや、国内で入院したり治療を受けたりする場合に備えて、民間の医療保険に加入してもらうことに同意を得る必要があるとしています。

 現在、日本人にも、マスク着用を義務づける法令はありません。
 すべて「お願い」レベルです。

 観光客がマスク着用しないで、外を歩いたり、施設や店内に入るということを許すと、日本人はマスクをつけないといけないのに、外国人観光客はマスクをつけないでいいのかと不満が爆発します。

 個人旅行を許すと、外国人観光客はマスクをつけないでしょう。自分の国でつけていませんから。外国人観光客にとってみれば、入国したら「こっちのもの」です。
 まさか、マスクをしない海外旅行客をビザ発給をしないという措置はとれないでしょう。あくまで、マスクをつけてほしいと言うのは「お願い」レベルですから。

 団体旅行客なら、ツアー会社にマスク着用を徹底させることを誓約させ、違反する海外旅行客がいたら、当該ツアー業者の扱う、以後の海外旅行客は受け入れないということとするのでしょう。
 ツアー会社は、必死になって旅行者のマスク着用を求めるでしょう。

 外国人旅行業者の受入れは、観光業界が熱望しています。つれないことを続けていると参院選に響きます。
 かといって、外国人旅行客にマスクなしで動かれると、日本人、特に投票に行ってくれる高齢者の不満が、政府に矛先が向かい、やはり、参院選に響きます。

 うまく考えたものとみるか、姑息なものとみるかは、皆さんのご判断におまかせします。
TOPへ戻る