2021年2022年バックナンバー
雑記帳
台湾TSMC、2025年までに2nmチップ生産開始と発表
台湾TSMCは、令和4年6月、令和7年までに2ナノ・メートルチップの生産を開始すると発表しました。
インテルやサムスンも同様の発表をしていましたが、TSMCが生産スケジュールを具体的に明示したのは今回が初めてのことです。
インテルやサムスンは無理ではないかと思われます。
ここでいう「○ナノメートル」とは、半導体回路の線幅を意味してして、プロセスルールと呼ばれます。
この数値が小さくなればなるほど、一般的に処理能力が向上し、消費電力は削減される傾向があります。
ここ数年、TSMCはプロセスルールの微細化をめぐる競争で独走していましたが、最近その状況は変わりつつあります。
令和3年末には同社が3ナノメートルプロセスへの移行に苦労しているとの観測もあり、令和4年秋の「iPhone 14 Pro」モデルに搭載されるA16(仮)チップも5ナノメートル製造に留まるとの予想も有力となっています。
追うのは、インテルやサムスンですが、半導体技術が、唯一世界最新という台湾は、力の入れ方が違います。