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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

新幹線

 東海道新幹線は、昭和39(1964)年10月に開通しました。

「開業後、列車事故による旅客の死傷ゼロの安全記録、および比類なき正確性、安定性、高速性」「土木構造物・軌道・電力設備・信号設備・車両・運行管理システム・修繕保守等を含めたシステムを一元的に運営することにより維持されています」というのは間違いないでしょう。

 高速鉄道が走っている国は、世界中各国にあります。

 ただ、真の意味での自国開発というのは、日本の新幹線、フランスのTGV、ドイツのICEくらいでしょう。あとは、せいぜい先進技術の改良か、模倣にとどまっています。

 日本の新幹線、フランスのTGV、ドイツのICEの中で、新幹線にはアドバンテージがあります。

 フランスのTGVもドイツのICEも、一般車両と軌道が同じです。
 フランスのTGVもドイツのICEも、一般車両とともに走行しなければなりません。
 東海道新幹線は、高速列車専用の軌道の上を、新幹線のみが走ります。
 在来線のように平面交差の踏切はなく、在来列車や貨物列車と線路を共用することがありません。
 フランスのTGVもドイツのICEも、平面交差の踏切はありますし、在来列車や貨物列車と線路を共用することがあります。

 どちらが、列車の衝突可能性等の安全性で有利か、ダイアの作成のしやすさ、発着時刻の正確性で有利かはわかりますね。

 もちろん、それを差し引いても、新幹線が優れていることは間違いはないでしょう。

 東海道新幹線が昭和39(1964)年10月に開通しているというのも驚きです。
 なお、コンクリート構造物の耐用年数は50年とされています。
 補修対策が重要な検討事項になっています。
 特に、東海道新幹線はも昭和34年の着工からわずか5年で開業しています。

 その突貫工事のひずみがいくつか露呈され、若返り工事を43回も実施しています。
JR東海は軌道試験車両「ドクターイエロー」を10日ごとに走らせていますし、営業走行中に軌道点検も実施しています。
 さらに、東海道新新幹線については、鉄橋、コンクリート橋、トンネルの大規模補修がはじまっています。


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