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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

マクドナルドの価格と物価

 マクドナルドのハンバーガーは、ほぼ、世界中で販売されているようです。
 インドでマクドナルドはないと思っていたら、ベジタリアンバーガーを売っている店舗があるようです。

 「ビッグマック指数」という言葉があります。
 英国の「エコノミスト」は、マクドナルドのビッグマックの価格によって各国の通貨の購買力を比較しています。
 ビッグマックは、ほぼ全世界で同一品質のものが販売されています。

 原材料費、賃金、店舗賃料・光熱費が価格を左右しますが、ビッグマックが安く買える国の通貨は「使いで」があり、ビッグマックが高くしか買えない国の通貨は「使いで」がないということになります。

 為替レートだけでは、通貨の価値はわかりません。

 一般に、途上国に行くとビッグマックは安く、先進国に行くと高くなります。
 先進国では、両替したお金は「使いで」がなく、途上国では「使いで」があるため、途上国に行くほど、「リッチ」な気分でお金が使えます。

 ちなみに、日本は、今年のドル高円安以前から、他の先進国と比べて、安い方でした。
 もちろん、原材料費、賃金、店舗賃料・光熱費も高いのですが、ファストフードのライバルが安値を出しすぎて(ハンバーガーだけではなく、牛丼や、うどん・そばなども競争相手です)、あまり高く売れないようで、「戦略的」な価格設定になっているようです。

 ちなみに、スイスのマクドナルドに行くと、「腰を抜かしそうに」なります。
 ビッグマック1個が7スイスフラン(CHF)で、円が安くなっていますから、ビッグマック1個が1000円くらいです。
 普通のハンバーガーも400円くらいします。
 ビッグマックのセット(飲み物とポテトをプラス)は、1400円を超えてしまいます。

 要は、外食をしなければいいだけの話で、朝はホテルのバイキングで胃の中につめこめるだけ詰めこんで、昼は、スーパーで買ったパンと牛乳を飲めば、あと残るのは1食です。
 せめて夕食くらいは、普通の食事がしたいですね。

 スイスのツアー料金が高いのも、食費が高いことが一因となっています。
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