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雑記帳

ペロシアメリカ下院議長の台湾訪問

 ナンシー・ペロシアメリカ下院議長が、令和4年8月2日21時45分、台北松山空港に到着しました。

 台湾滞在時間は、1泊2日で、令和4年8月3日は蔡英文総統と面会し昼食を共にし、「アメリカは台湾を見捨てない」と述べ、議会にあたる立法会訪問、台湾の人権関係施設の訪問などののち、令和4年8月3日夕方前に台湾を出発しました。

 ペロシ議長は、大統領不在のときに副大統領の次に職務を代替できる立場にあります。

 ペロシ議長は、平成3年に北京を訪問し、天安門広場で天安門事件の犠牲者への哀悼を示すという騒動を起こしたこともある対中強硬派です。
 近年の香港問題では、民主派の若手リーダーだったジョシュア・ウォンらをアメリカ議会の公聴会に出席させ、ノーベル平和賞を受賞したチベットの精神的指導者、ダライ・ラマとも交流がある。

 中国は、台湾近海での軍事演習をしましたが、ペロシ議長が去ってあとのことで、しょせん、できるのはその程度となります。

 日本の岸田首相とも会談しました。
 韓国のユン大統領は、中国の顔色をうかがい、休暇中との理由で階段を避けました。

 アメリカのバイデン大統領は、就任後3度も、中国の台湾侵攻の際には直接軍事介入しうる旨述べています。
 ホワイトハウスはその度に発言を撤回していますが、台湾防衛をめぐり「戦略的曖昧さ」を放棄したような発言かせ、一歩踏み出したものです。

 なお、中国の軍事演習が、与那国島の北と南のEZZないで実施されたことからわかりますように、中国が台湾を侵略しようとすると、日本領土や領海を侵犯することになります。
 このことは、十分知っておいた方がよいでしょう。
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