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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

いまだ必要な「陰性証明」 帰国足止め

 ハワイを含むアメリカ、EU諸国のうち、ドイツやフランスなどシェンゲン協定加盟国、オーストラリアやニュージーランド、タイやベトナム等アジア諸国は、事前のPCR検査が不要となりました。
 韓国も、令和4年8月限定で、ビザ免除です。
 中国と台湾への海外旅行は難しいままです。

 一見すると、海外旅行に行きやすくなったと思いますよね。

 そうは簡単にいきません。
 問題は日本への入国です。

 海外から帰国までのPCR検査は、日本人がどこの国へ旅行しても必要となります。
 海外での医療機関による72時間以内のPCR検査が必要で、厚生労働省指定の方法によるPCR検査、また、厚生労働省指定のフォーマットによるPCR検査がないと、日本への帰国便への搭乗が拒否され、陰性になるまで帰国便に乗れません。

 新型コロナウイルス感染症の水際対策は、海外での感染状況がひどく、日本では相対的に感染者が少ないという前提があって初めて成立する。世界で最も新規感染者が多い国の一つとなってしまい、人口あたりの新規感染者数に直しても日本よりも感染者数が多い国が少ない現状においては、海外から人が入ること=感染リスクが拡大するという前提の元手のみ有効です。

 しかし、日本のコロナ新規感染者が世界一(中国などを除く他の国は、全数検査していないだけのことです。日本より多い国はいくらでもあるでしょう)となった以上、水際対策には意味がありません。
 不幸にして、海外でのPCR検査で陽性になったら大変です。
 それを理由に、海外旅行に二の足をふんでいる人も多いでしょう。

 さっさと、海外での医療機関による72時間以内のPCR検査をなくしてしまえと思うのは、私だけでしょうか。


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