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雑記帳

傷痍軍人

 日中戦争や太平洋戦争などで負傷した元軍人らでつくる財団法人日本傷痍軍人会が、会員数の減少と高齢化で組織活動が困難になったとして、平成26年11月に解散する方針を決めました。
 財団法人日本傷痍軍人会は、日傷は昭和27年11月に設立、昭和30年2月に財団法人に移行しました。
 傷痍軍人の処遇改善などを国に働き掛けてきたほか、会員の相互援助や生活相談に取りくんできました。

 会員は、平成25年度で5100人にまで減少し、平均年齢も91歳を超えていました。
 令和4年現在では平均100歳を超えている計算です。
 太平洋戦争終了から、77年経過していますから、当たり前といえば当たり前です。

 私が「傷痍軍人」と聞いて思い浮かぶのは、繁華街で物乞いをする自称「傷痍軍人」でした。
 和歌山市の当時の繁華街は「ぶらくり丁」でしたが、結構、物乞いをする自称「傷痍軍人」がいました。
 両親から「お金をあげてはいけない」と言われていた記憶があります。
 もちろん、両親も、お金をあげていません。

 軽犯罪法(昭和23年5月1日法律第39号。最終改正:昭和48年10月1日法律第105号には、以下のとおり記載されています。

「第1条  左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
(中略)
二十二  こじきをし、又はこじきをさせた者
(後略)
第二条  前条の罪を犯した者に対しては、情状に因り、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。」

 ヨーロッパには、ドイツ、フランス、スイス、オランダなどにも、結構「こじき」がいます。
 ただ、一般的に、日本と比べて「明るい」ですね。

 その昔、カンボジアに旅行に行ったとき、「地雷による負傷者」が、集団で「物乞い」をしていました。
 本当か本当でないかはわかりません。
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