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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

旧国名

 私が、現在居住している兵庫県は、多種多様といわれます。
 旧国名からすると6つの国の集合体です。

 阪神間や神戸市の主要部が摂津の国、篠山などの丹波の国、姫路を中心とする播磨の国、牛で有名な但馬の国、淡路島の淡路の国で5つ。

 あと備前の国のごく一部が兵庫県です。
 岡山県(備前国)和気郡福浦村が、昭和38年に、兵庫県赤穂市に編入されました。赤穂市福浦地区です。厳密にいえば、その前の明治29年に、備前の国の一部が兵庫県に組入れられています。

 ということで、兵庫県は、摂津、丹波、播磨、但馬、淡路、備前の6つの旧国名の地区の集合体です。

 私の住んでいる西宮市は旧摂津の国に属します。

 私の出身の和歌山県は、紀伊の国の一部分です。
 和歌山県に編入された紀伊の国以外の部分は、南の寂れた地域で三重県に編入されています。「厄介払い」をしたという恰好です。
 なお、三重県は、伊勢の国、志摩の国、伊賀の国、紀伊の国の4つの旧国名の地区の集合体です。

 「何とか県民」は「○○」というテレビ番組がありますね。
 最近「○○市付近の」「○○地方の」とか註釈をいれるようになりました。

 同じ県でも、旧国名により、全く習慣が違うことがあります。
 それだけならいいのですが、同じ県でも、旧国名が違えばライバル同士ということがあり、苦情が絶えなかったと聞いています。
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