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雑記帳

韓国が海上自衛隊・観艦式「7年ぶりの招待」で試されていること

 松野博一官房長官は、令和4年8月23日の定例記者会見で、「日本政府は令和4年11月に開かれる海上自衛隊創設70周年国際観艦式に韓国海軍を招待した」と発表しました。

 前回令和元年の観艦式の折には、自衛隊哨戒機への韓国駆逐艦からのレーダー照射問題などで日韓関係が緊迫しており、韓国海軍は招待しませんでした。

 今回の招待は、平成27年以来7年ぶりのことになります。
 これに対し尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、参加を前向きに検討しているというとのことです。

 松野官房長官によれば、同観艦式には西太平洋海軍シンポジウムのすべての加盟国を招くことが基本の立場であり、ロシア以外の全加盟国を招待しているといのことです。

 令和元年の自衛隊観艦式(結局、台風の影響で中止)には、平成30年12月に発生した自衛隊哨戒機へのレーダー照射を巡る問題など日韓関係の悪化で韓国を招待しませんでした。
 韓国のミサイル駆逐艦が、海上自衛隊の哨戒機に対し、火器照射レーダーを照射したことは、未だに韓国からの謝罪はありません。
 謝罪もないのに、韓国を招待するという意見があります。
 もっともですが、政権は変わっていますし、また、ウクライナ戦争でアジアの緊張は増してきています。

 文在寅政権の時は異常でした。

 韓国のミサイル駆逐艦が、海上自衛隊の哨戒機に対し、火器照射レーダーを照射したことについて韓国はの謝罪しませんでした。

 また、2010年ころから、韓国では日本の海上自衛隊旗が旭日旗であり、日本帝国主義の象徴と見る向きがあり、韓国軍の出席する行事から旭日旗の排除を求めていました。
 韓国が主催した観艦式に、旭日旗をはずせといわれて、日本が不参加にしたことがありましたね。

 今回、韓国海軍が観艦式に出席して、海上自衛隊間の旭日旗に敬礼をすることは、尹錫悦政権が文在寅政権の立場をはなれ、安全保障面で日韓協力の再出発となるかも知れません。

 今回の韓国軍の招待は、韓国の日韓関係改善への期待に対する日本の回答であると同時に、韓国と日本が民主主義という共同の価値観に基づく協力関係を構築できるか見極める試金石ともなるものでしょう。

 もっとも、相手が相手だけに、どうにもならないかも知れません。韓国は、子供っぽい(childush)としかいいようがありません。
 しかし、すねる子供を相手に、大人として、するべき事はしたということを、国際社会に見せるのも悪くはないかと思います。

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