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雑記帳

日本が初の結核「低蔓延国」に

 厚生労働省は、令和4年8月30日、国内で令和3年に結核との診断を受けた患者は人口10万人あたり9.2人だったと発表しました。
 初めて人口10万人あたり10人を切り、世界保健機関(WHO)の分類で「低蔓延国」となりました。

 明治から戦前にかけて結核は「不治の病」と恐れられ、昭和50年ころまで、日本人の死因のワースト10に入っていました。

 特効薬の登場や栄養状態の改善、感染対策によって、アメリカやイギリスの水準に近づいたといえます。

 厚生労働省によりますと、令和3年に結核と診断された患者は1万1519人、死亡したのは1844人でした。

 人口10万人あたりの新規患者数(罹患率)は平成12年に31.0人でしたが、平成27年は14.4人と年々低下しました。
 日本は令和2年に低蔓延国入りをめざしていましたが、同年の罹患率は10.1人とわずかに上回っていました。


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