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雑記帳

WHO事務局長、コロナ禍「終わりが視野に」

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、令和4年9月15日、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的流行)について「終わりが視野に入ってきた」と述べました。

 WHOがパンデミックを宣言した令和2年3月以来、1週間に報告された死者数が最も少なくなったことを根拠として挙げています。

 テドロス事務局長は「パンデミックを終わらせるために、過去にないほどいい状況になってきた。まだたどり着いていないが、終わりが視野に入ってきた」と述べたうえ、ただ「ゴールが見えたからといって走るのをやめるマラソン選手はいない」として、重症化の危険が高い人へのワクチン接種率を100%にするなどの対策を緩めないよう呼びかけています。

 新型コロナは中国の武漢市で令和2年1月に大規模な集団感染が確認され、その後世界中に広まっりました。
 英オックスフォード大学の研究者らでつくる「アワー・ワールド・イン・データ」によると、これまでに世界で6億人以上が感染し、650万人以上が死亡しているとみられます。

 ただ、現在世界で広がっている変異型「オミクロン型」は、従来型より感染力が高いが毒性が低くなっているとの研究が相次いでいます。
 そして、世界で7割近くの人が少なくとも1回ワクチン接種を受けたこともあり、重症者や死者数は減る傾向にある。

 テドロス事務局長のコメントも、あながち間違ってはいません。
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