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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ドイツの9ユーロチケットCO2大幅削減

 ドイツ交通事業者連合(VDV)は、令和4年8月30日、令和4年6月、7月、8月の3か月導入された電車やバスが乗り放題となる9ユーロチケットのおかげで二酸化炭素排出量(CO2)が200万トン近く削減できたと明らかにしました。これは自動車約38万8000台分の年間排出量に相当するそうです。

 中道左派主導の連立政権は、月額9ユーロ(約1300円)で、特急列車(IC、ICE、EN)全国のバスや地下鉄、地方鉄道が乗り放題となるチケットを導入した。

 VDVが毎週6000人を対象に実施した調査によると、チケット利用者の10人に1人が外出の際、少なくとも週に1回は自動車の代わりに公共交通機関を利用したそうです。

 チケットは計5200万枚を売り上げました。
 定期券を購入済みの1000万人も格安チケットの恩恵を受けました。

 オラフ・ショルツ首相は「(自政権が実行に移した)最も素晴らしいアイデアの一つ」と自画自賛し、キャンペーンの期間を延長できないか協議すると約束しました。
 インフレ終息の兆しが見えない中、秋以降も措置を続けるべきだとの声が高まっています。

 しかし、クリスティアン・リントナー財務相は反対を表明し、延長すれば国庫負担は「140億ユーロ(約1兆9600億円)を超える」と警告しました。

 無理でしょうね。

 ドイツのローカル鉄道は、自分の経験からしても閑散としていますが、ニュースやyoutubeなどで、御堂筋線真っ青の混雑ぶりを写していました。

 日本でも、やりませんかね?
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