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雑記帳
日本初の民間ロケット発射場を正式決定 和歌山・串本
キヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資する民間宇宙事業会社「スペースワン」(東京)は、平成31年3月26日、本州最南端の和歌山県串本町から日本初の民間ロケットを打上げ、発射場は串本市ま田原地区に建設すると正式に発表しました。
串本市は、本州最南端に位置しています。
天気予報によく出てきますし、台風シーズンなどは串本沖〇〇キロメートルを速度〇〇で進行中というアナウンスがありますから、名前だけはよく知られています。
民間ロケットは、搭載する人工衛星の小型化が進んだことで、気象観測や通信分野などへの活用範囲が拡大しています。
民間宇宙事業会社「スペースワン」によりますと、発射場は平成31年内に着工し、2021年度に運用を開始し、2020年代半ばには年間20機の打上げを目指すとしています。
土地は約7割を保有する串本町が無償貸与します。
ロケット搬入用などに国道と接続する専用道路も建設します。
総事業費は非公表ですが、32億円分は和歌山県の無利子融資制度を活用します。
予定されているロケットは固体燃料3段式で、全長は約18メートル、重量は約23トンで、高度約500キロの太陽同期軌道に打ることとします。
小型衛星は重量150キロまで搭載できる予定です。
和歌山県の仁坂吉伸知事は、は発射場誘致による建設や集客などの経済波及効果を10年間で670億円と試算していて、仁坂知事は「新たな観光資源、宇宙関連産業の集積なども期待できる。建設予定地に選定してくれたことに感謝する」と述べました。
鹿児島県のJAXA内之浦宇宙空間観測所は九州本島の最南端ですね。
打上げられることになれば、一度見に行きたいものです。
もっとも、新大阪・串本間は、特急くろしおで3時間20分かかります。