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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

卵は1つのかごに盛るな

 「卵は1つのかごに盛るな」という格言があります。

 卵を1つの「かご」に盛ると、その「かご」を落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれませんが、複数の「かご」に分けて卵を盛っておけば、そのうちの1つの「かご」を落とし「かご」の卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむという、自分の財産を、特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教えです。

 ドル高円安になっています。
 将来の為替がどうなるのかわかりません。

 ある程度の金融資産を持っていて、暮らして行くには不自由しない人を考えてみます。

 外貨預金など、外貨建て商品を持たずに、円資産だけ持っていると、今回のような円安になったとき、資産は目減りします。
 日本で近未来に起こることは考えにくいですが、ハイパーインフレが生じると、円預金などの円建て資産は、価値がほとんどなくなってしまいます。
 戦後直後のハイパーインフレのときに、どうなったかということを考えればわかることですね。

 日本が戦争に巻き込まれて、円の価値が暴落するということは、夢物語ではなくなりました。

 自分の財産を、特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいですね。
 すべての卵(金融資産)を円建てにするというのは危険です。

 ある程度財産のある人は、外貨、とりわけ米ドルに分散しておくのが賢明かも知れません。
 私は、さほど資産はありませんが、ずっと前から、円の資産を円で全て持つのではなく、ある程度米ドルの資産に替えています。

 今回の円高で、円換算の資産は増えました。
 もっとも、ドル建てで計算すると、資産は減少しています。
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