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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

誤嚥性肺炎

 嚥下性肺炎・誤嚥性肺炎での死亡は多いです。

 厚生労働省の人口動態統計によりますと、肺炎は、がん、心疾患、老衰、脳血管疾患に続き、死因の第4位を占めています。
 特に、体力や免疫力が全般的に落ちている高齢者は、命にかかわる危険性が高くなります。

 脳卒中の後遺症などで、嚥下がうまくいかなくなると、誤って気管や気管支に入ってしまう「誤嚥」をおこしやすくなります。水分だけでなく食物も、胃ではなく、気管支に食べ物がはいっていることもあります。

 体の抵抗力が落ちている時に、唾液に含まれる細菌や、食物が気管や気管支に入り、細菌感染して発症するのが、「嚥下性肺炎」「誤嚥性肺炎」です。
 酸素を摂取する部位と、食物を摂取する部位が、同じ「口」というのが根本的な問題のようです。
 ただ、誤嚥性肺炎で死亡するくらい長く生きられれば、悪くはないかと考えるのも一方法です。

 ちなみに、コロナウィルスによる死亡者の統計には、がん、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎などの場合はもちろん、交通事故死の場合でも、コロナウィルスに罹患していることが判明すれば、コロナウィルスによる死亡者としてカウントされます。

 誤嚥性肺炎は、当然のようにコロナウィルスによる死亡者としてカウントされるのですが、何か違和感を感じます。
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