本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

全国旅行支援

 観光需要を喚起する狙いで、「全国旅行支援」が、令和4年10月11日にスタートしています。

 同様の狙いのキャンペーンは令和2年からの「Go To トラベル」があり、今回の全国旅行支援との主な違いは、割引率や感染症対策の条件です。

 ただ、一時に比べて落ち着いてきたコロナ禍ですが、まだまだ予断は許さない状況です。といっても、オミクロン株が主流になってからは、高齢者や基礎疾患のある人をのぞけば、さほど恐れることはないかもしれません。

 全国旅行支援を利用する人は多そうです。
 予約が取れないという怨嗟の声が起きています。

 理由は、我慢してきた旅行に大手をふっていけるという事があるかも知れません。
 また、自分も行かなくては損と感じる人がいるかもしれません。

 令和2年に始まったGo To トラベルでは、実施された約5カ月での「利用人延べ泊数」は「約8781万人泊」と観光庁が発表しています。
 1人で何泊もしている人もいるので「Go To トラベルを利用した人数」はこれより少なくなりますが、かなり多くの人が利用したことがうかがえます。

 案外盲点なのは、ワクチン3回接種済み、あるいはPCR検査等の陰性証明が必要となることです。
 高齢者は、90.7%が3回のワクチンを接種済みです。
 しかし、若い人は、ワクチンは2回で十分と考える人が多いでしょう。
 家族で旅行しようとすると、親は3回接種済みで、子は2回接種のみということがあるかもしれません。
 あまり、旅行代金を浮かせるために、若い人が3回目の接種をするとなると、「そこまでするか」と考えざるを得ません。

 また、旅行に行きたくても、そんな金銭的余裕がない人は、全国旅行支援は不愉快でしょう。
 「私の支払った貴重な税金で無駄なことをして」と声を大にしていう人がいます。
 しかし、本当に、税金をたくさん納めている人は「私の支払った貴重な税金」とは言わないことが多いです。
 あくまで一般論ですが・・・
TOPへ戻る