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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

Starlink日本でサービス開始 衛星経由でネット接続

 アメリカSpaceXは令和4年10月11日(日本時間)、衛星インターネットサービス「Starlink」(スター・リンク)の日本での提供を始めました。
 アジアでの提供は初めてです。

 Starlinkは人工衛星を使い、地上の通信インフラが未整備な場所でもインターネットサービスを提供するものです。
 日本の提供地域マップによりますと、現状の提供地域は関東、新潟北部、東北、北海道南西部です。札幌市や山口市が「順番待ち」中で、その他日本全域が「近日提供予定」となっています。

 SpaceXは令和3年9月にStarlink提供に向けKDDIと業務提携を締結しました。
 au基地局と回線網を接続する「バックホール回線」にStarlinkを使用することで、山間部や島しょ部、被災地域でも高速通信が可能になるとしています。

 サービス提供エリアでは、直径55センチメートル程度のアンテナで通信衛星(1600機(令和3年時点)を超える衛星と電波を直接やり取りして、地上の通信インフラが未整備の地域でもインターネットに接続できることになっています。
 最終的には地球低軌道(LEO)上の何千もの大量生産された小型衛星で構成され、地上に置かれた専用の送受信機と通信することになります。

 衛星インターネットサービスによって世界人口のほとんどをカバーすることが技術的に可能となりますが、実際にサービスが提供されるのはスペースXがサービス提供のライセンスを取得した国に限られます。

 スペースXを率いるイーロン・マスク氏は、ウクライナへの無償提供をしていました。
 ウクライナは、地上の通信インフラが未整備でも、通信インフラが破壊されても、インターネット通信ができます。

イーロン・マスク氏は、ウクライナへの無償提供を停止するとツイートしていましたが、令和4年10月15日、ウクライナへの無償提供を続ける考えを明らかにしました。
 妥当な判断かと思われます。


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