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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ローマ字の「ん」

 日本の地名等に「ん」「ン」という文字が入っているとき、どう綴るでしょうか。

 普通は、「n」ですね。

 例外がありそうです。
 私の事務所の「大阪市北区西天満」の「西天満」は「Nishitemma」と綴るのが一般的かと思います。「Nishitenma」というのは見かけません。

 「m」の前の「ん」「ン」は、「n」ではなく「m」とするという法則がありそうです。
 地下鉄や近鉄線南海線の「難波」「なんば」駅は「Namba」と記載されていて、「Nanba」ではありません。
 地下鉄「日本橋」も、「Nippombashi」と記載されていて、「Nipponbashi」ではありません。
 「b」の前の「ん」「ン」は、「n」ではなく「m」とするという法則がありそうです。

 調べてみると、「m」「p」「b」の前の「ん」「ン」は、「n」ではなく「m」とするという規則があるとのことです。
 口を閉じてから発音する「p」「b」「m」の前は、口を閉じて発音し終わる「m」で表記しないと、続く音がスムーズに発音できないので、「n」ではなく「m」で表記するそうです。

 その理屈でいけば、「音符」は「onpu」ではなく「ompu」のようです。
 「ん」「ン」の前に「ぱぴぷぺぽ」「パピプペポ」がある名詞は珍しいですね。

 ちなみに、韓国の「金浦」空港は、「Gimpo」になっています。
 なぜ「Kin(n)po」ではないのかという疑問はありますが、韓国語は「ハ行」「バ行」「パ行」の区別が曖昧だそうです。釜山(プサン)は「Busan」ですし。
 余り関係がなさそうです。

 ちなみに、何が何でも、「m」「p」「b」の前の「ん」「ン」は、「n」ではなく「m」としなければないという規則はなく、慣習的にそうなっているだけとのことですから、どちらでもいいということになりますね。

 たとえば「本間」さんのパスポート名はどうなっているのでしょうか。
 「HOMMA」か「HONMA」か、どちらか確認しないと、飛行機搭乗のチェックインのとき、ひっかかりそうですね。
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