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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

VISIT JAPAN WEB

 外国旅行をして日本に帰国するとき、C.I.Qの手続きをしなくてはなりません。
 税関審査(Customs)出入国管理(Immigration)検疫(Quarantine)の略ですね。
 コロナ前は、あまり意識していませんでしたね。

 まず、検疫(Quarantine)のうちの検疫審査です。厚生労働省が管轄しています。
 サーモグラフィーによる体温チェックや、伝染病が蔓延している国からの帰国者は申出てくださいと呼びかけ、当該国からの入国者は丁寧に質問をしたり体温を測ったりします。

 次は、出入国管理(Immigration)です。法務省が管轄しています。ちなみに、外務省と勘違いしている方もおられますが、外務省ではありません。
 昔は、日本人にも、出入国書がパスポートにホッチキス止めされた入国申請書がありましたが、今はもうなくなりました。

 その次は、税関審査(Customs)と検疫(Quarantine)のうちの動植物検疫です。
 税関検査は財務省が管轄しています。
動植物検疫は農林水産省が管轄しています。外国から動植物を持ち込んだ場合申告します。

 コロナ前は、区別する必要もなく簡単でした。
 コロナで事情は一変しました。
 検疫審査が一番大切になりました。

 令和3年11月1日から、日本帰国(入国)時のC.I.Qに関する手続き方法が変更になりました。
 税関申告書や出入国カードなど、今まで「紙ベース」の申告書が主だったこれらの審査手続きが、オンライン上で一元管理され簡素化されました。ただ、出入国カードは、紙は大昔の話で、パスポートを読み込んで終わりだった気がしますが・・

 財務省、法務省、厚生労働省、農林水産省と別れていたのですが、これらをデジタル庁が1つの窓口にまとめ、「VISIT JAPAN WEB」にまとめました。

 今は、スマートフォンが自由に使えないと、厳しい時代になっています。

 まず、メールアドレスとパスワードを登録して新規アカウントを作成します。
 パスポート情報登録として、パスポートの写真面をアップロードします。パスポート番号、生年月日、国籍、住所などを入力します。

 検疫手続きは、日本到着日・利用虚空会社と便名・日本での住所・海外での滞在先などを入力していきます。健康状態の質問の解答や、3回目までのワクチン接種証明書のアップロードの手続きをします。ワクチン未接種の場合は、出国前72時間以内の陰性証明書(検査証明書)のアップロードしなければなりません。

 これらの項目を全て登録すると、QRコードが表示されます。
 このQRコードを検疫審査の際に提示することにより、検疫審査手続きが簡素化されます。出国前に済ませることができます。また、逆に、入国ぎりぎりだと確認の時間がありませんから、手続きができません。

 携行品・別送品申告書に必要な事項を記入し、QRコードを取得します。
 申告するようなものを購入する予定がなければ、その旨解答しておきます。
 空港にある電子申告端末でQRコードを読み取り、税関検査場電子申告ゲートを通過することが可能になります。
もっとも、税関検査場電子申告ゲートの方が混でいたりします。
 申告用紙にも記入しておいて、すいている列に並ぶのが正解のようです。

 私などは、ぎりぎり、スマートフォンが自由に使える世代です。
 昭和59年からパソコンワープロで書面を書き続けていましたから、デジタルに抵抗はありません。キーボードも苦になりません。

 今度、ドイツに旅行に行くとき、羽田乗り継ぎなので、悠長なことをしていては飛行機に乗遅れる可能性がありますから手続きは済ませました。
 前回の韓国旅行のように、関空が最終目的地なら、いくら時間がかかってもよいのですが、そういうわけにはいきません。

 できない人は、子や孫、あるいは、旅行会社に頼んでやってもらうしかないのでしょうね。
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