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雑記帳

衆議院小選挙区 区割り変更「10増10減」

 いわゆる1票の格差を是正するため、衆議院の小選挙区の数を「10増10減」する改正公職選挙法が成立しました。

 小選挙区は、東京都は5つ増えて30に、神奈川県は2つ増えて20に、埼玉県と愛知県は1つずつ増えていずれも16に、千葉県も1つ増えて14になります。

 減るのは10の県で、いずれも1つ減り、広島県は6、宮城県と新潟県はいずれも5、福島県と岡山県は4、滋賀県、山口県、愛媛県、長崎県は3、和歌山県は2になります。

 結構話題となっているのは、山口県と和歌山県です。

 山口県は、1区が高村正大財務政務官、2区が岸信夫前防衛大臣、3区が林芳正外務大臣、4区が亡安倍晋三元首相で、いずれも当選したのは自民党の代議士でしたが、4区が3区になれば、1人は落選します。
 もっとも、安部元首相が暗殺されたことで、大きな問題にはならないのかも知れません。

 和歌山県は、1区が岸本周平(国民民主党。辞任して和歌山県知事当選)、2区が石田真敏元総務大臣、3区が二階俊博元幹事長でしたが、世耕弘成参院幹事長が、将来の首相になるためには衆院議員になっておかなければならないとして、鞍替え予定です。

 石田真敏元総務大臣、二階俊博元幹事長、世耕弘成参院幹事長は、すべて、地盤は新2区になりますから、1区はともかく、2区は大変でしょうね。

 和歌山市は、私が裁判官をしていたときは40万人いましたが、現在は35万3684人に、和歌山県は100万人いたのが91万6555人になっています。
 過疎ですね。

 いずれ、島根県・鳥取県、徳島県・高知県のように、参議院議員は1人も出せず、奈良県と合わせて1人という時代が来るでしょう。
 比例代表の名簿の順位調整で1人は確保できても、やはり、比例区は比例区です。

 和歌山県より先に、福井県、佐賀県、山梨県が、先に参議院議員は1人も出せなくなるでしょうが。
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