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雑記帳

韓国がチュニジア経由でロシア産石油を迂回輸入?ロイター報じる

 KOREA ECONOMICS・令和4年11月27日付記事


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 ロイター通信は25日、韓国がチュニジアからナフサの輸入を増やし、ロシアのナフサ輸出が急増したと国際金融情報会社リフィニティブの報告書を引用して報じた。対ロシア制裁を避けた迂回輸入である可能性が浮上している。

 リフィニティブが示した貿易統計によると、2021年に世界最大のナフサ輸入国である韓国はロシアからナフサ59万トンを買い入れたが、西側の制裁以後は購入量が大幅に減った。

 韓国石油公社(KNOC)によると、10月にチュニジアから輸入されたナフサは74万バレル、重量は約8200トンだった。リフィニティブの資料によると、韓国は11月にチュニジアからナフサを約27万4000トン輸入する予定だ。

 Rystad Energy社の市場分析担当副社長であるManish Sejwal氏Sejwal氏はロイターに対し、「ルートを変更するのは、主に欧米の監視を避け、より安いロシア産エネルギー使用するためだ」と述べている。

 ロイター通信は、リフィニティブが昨年8月から今年1月までロシアからナフサ41万トンの供給を受けた事実を確認したと報じた。チュニジアは昨年、欧州諸国に平均2万1000トンのナフサを輸出した。

 ロイターに対し韓国の貿易当局はコメントを控えた。
 一方、チュニジア当局はロイターに対し、国際企業がチュニジアの貯蔵施設を利用して、ロシア産を含むナフサを韓国に供給している可能性があるが、チュニジア政府はそれに対して何の役割も担っていないと述べている。

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