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雑記帳

店じまい宣伝続け37年

 大阪市北区の「西天満交差点」の北西角に靴屋さんがありました。

 国道1号線沿いです。「西天満交差点」から、少し西に行けば「梅田新道交差点」(梅新交差点)があり、その交差点にある「大阪市道路元標」より東が国道1号線、西が国道2号線です。

 その靴屋さんは、大阪弁護士会の会員の仲間うちで相当有名です。

 「もうあかん やめます!」「店じまい売りつくしセール」と、店の上部と側面に「プリント」されてます。
 通常、本当の売りつくしセールなら、紙にボールペンなどで書いて貼っていますね。

 東京なら、「閉店」を装ったずるい商法とも取られかねませんが、そこは大阪ということで、「いつ閉店するんや」「夜が来たら店を閉めます。朝がきたら店を開けます」という「のり」で続いてきました。

 平成28年2月20日に、閉店しました。

 なにか、最初にこの交差点を歩いたときからあるような気がしていました。

 その靴屋の開店は、昭和54年だそうです。

 私は、昭和53年に大学を卒業し司法修習生となりましたが、修習地は東京でしたから、その靴屋の開店時には大阪地方裁判所近辺をうろついたことはありません。

 昭和55年に、大阪地方裁判所の裁判官になりましたから、靴屋はあったことになります。
 靴屋があることは知っていました。
 ただ「もうあかん やめます!」と書いてあったかどうかわかりません。

 私が司法修習生になる前年、大阪地方裁判所の裁判官になる翌年に開店ですから、私は、司法修習生になってから丸38年が経過しようとし、裁判官になってから、丸36年が経過しようとしていることになります。

 そう考えると、月日の経つのは早いものですね。
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